2013-10-25

息から宇宙

息をすること
ってすべての生き物が行なっている生きるための行為であり
循環の最小単位




準備されてたかのように、突然インディアンフルートに出会った。
語るような響きと木のあたたかい響きに惹かれ、インディアンフルートを制作されている小野昭一さんに会いに北海道へいこうと思った時、小野さんが九州に来るとのことー。
この流れる感じたまらない。


久留米でお会いした、小野さんの森のような静かなお話はとても興味深く聞き入ってしまった。
私たちは、命を費やして時間を流れているー
息をすること、移動すること、考えること、すべてが命を費やしてしていること

生きるために自然にしている息に集中してみると、時間の流れが聞こえてくる。
息をすることが命をつないでいて、循環している一部であることを感じることができる。
静かに息を感じると、私の呼吸がすべてにつながっている気がした。
みんな命をつなぐために呼吸をしているのだ。
生きていることを感じる
ちいさな宇宙

この自然のままの息を木に吹き込んだとき、息が振動となり音になって今の音が聞こえてくる。あたりまえの呼吸が愛おしく感じた。

お借りしたインディアンフルートは、屋久杉でつくられた長いフルート。
楽譜もなく、自由に吹いていいので、ゆっくりと息を吹きかけると、本当に語りかけるような音が流れ出る。
このフルートは出口がなく、息が笛の中で循環するようで演奏するというよりは、瞑想しているような低く響くような感じでいつまでも吹いていられそうでした。

木はとても繊細で、ちいさな振動もキャッチして伝えてくれます。
木も生きているんだ!と感動。今の心をキャッチしてこの音がでているのだ、今だけの音色、今だけの時間。

ハワイでも息はhaといい命、魂を表しています。Alohaのhaもそのひとつで、魂がそこにある、あなたの魂を感じることができるという意味です。
インディアンフルートを通して、息=魂、ここには強いマナがあると感じました。

北山耕平さんの訳の絵本「愛の笛」という物語もありますが、インディアンフルートはラブフルート「愛の笛」と呼ばれていて、あなたを感じている愛の音色であり、私が生きている流れる音色。

循環にはまっている最近、日常的な息が宇宙につながっているという、あたりまえでとても深い出会いでありました。微生物ー生き物ー息ー魂ー愛のたんじゅん循環
小野さんにお会いできてとても嬉しくすでに大好きなすてきな方でした。


立て続けに、シアトルから来日中のポールワグナーさんが九州にくるということ。
ポールさんはネイティブアメリカンの部族に伝承される物語の語り部であるインディアンフルート奏者。なんと、新宮に来るって。

日本昔話のような物語はこれまたハワイの神話にも似ていて面白く思いました。
インディアンフルートの演奏は、自然と調和した、鳥や木々、風の音色で祈りのような語り音でした。

私たちは自然一部だということ、自然も私たちの一部だということ、頭じゃなくていつも心で感じるようにとお話しされていました。>> Paul "Che oke ten" Wagner
そしてポールさんは週末屋久島へ行かれるそうです。
私のところにきた屋久杉から屋久島へ。関係ないけど面白い。

ホピ族の縦笛を吹く豊穣の神ココペリ。配偶神は、笛を吹くことで豊作・子宝・幸運などをもたらすココペルマナというらしい。
そんなステキな笛を吹けたらいいなーと、とても興奮した週末でした。
出会いをくれた、京子さん、玲子さん、すべてのものありがとう。

命を費やして創造すること
ココペルマナの旅がはじまるー

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